ピアソラ日記

徒然なるままに…南半球より

映画「GOLD」ゴールド金塊の行方🌟🌟🌟🌟

 

ご無沙汰しております

先月は日本とサンフランシスコに行って来ました

「サンフランシスコ紀行」アップしたいなぁ〜と思いつつ

早一ヶ月近くが経とうとしています…

 

写真の整理もまだ終わらず

このままじゃ年越しちゃいそうなので

取り敢えず飛行機の中で見た映画を先にアップしときますね

 

これで勢いついたら嬉しいなぁ…

 

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/2/27/Gold_%282016_film%29.png

 

youtu.be

 

 

さて行きの機内では確か4本近く映画を見たと思いますが

覚えているのはこれと「サバイバルファミリー」くらいです

 

「サバイバルファミリー」にも笑わせてもらいましたが

そろそろ寝ようかなぁ…と半分ウトウトしながら見始めたこの一本が

思いの外大当たりですっかり寝そびれてしまいました

 

マシュー・マコノヒーといえばどうしたって「評決のとき」でしょう

と言いたいところですが

「トロピック・サンダー」や「ウルフ・オブ・ウォール・ストリート

それに「マジック・マイク」のダンス・シーン!!

この辺りのイっちゃってるマコノヒーが大好きというファンも

少なくないと思います

 

…私ですね

 

さて予告編の「全てが逆転するラスト10秒」はちょっと疑問ですが

とにかくマコノヒーの演技に目が離せないのは確かです

個人的にはオスカーもらった「ダラス・バイヤーズ・クラブ」よりも

ずっと上手い演技だったと思いますが

それはきっと私が天邪鬼だからでしょう

 

さらに「ガール・オン・ザ・トレイン」や「Xーミッション」などで

最近ご活躍のエドガー・ラミレスの落ち着いた演技も好もしく

一体どうしてこんなに海外評価低いのか

実話と謳われている内容に対してどっかから圧力かかってるんじゃないの?

といらぬ憶測を飛ばしたくなるくらい

ラストまでスピード感の高いワクワクさせる一本でした

 

日本公開は6月1日だったらしいです

オーストラリアではあまり話題になっていなかったので

全く知りませんでした

これが本当に実話なのだとしたら

確かに様々な分野で公開させたくない人たちがいるだろうなぁ…

 

その辺りを想像しながら見ると

右往左往するエリートや政府の対応が

さらに愉快に感じられること間違いなしです

DVDもしくはダウンロードにてぜひ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画「GOING IN STYLE」ジーサンズはじめての強盗 🌟🌟🌟⭐️

 

モーガン・フリーマンマイケル・ケインといえば

バットマン」でしょうか

グランド・イリュージョン」での共演も記憶に新しいですね

今度の二人はジェントルマンではなく強盗ですって…

 

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映画『ジーサンズ はじめての強盗』本予告【HD】2017年6月24日公開

 

 

さて ぎっくり腰生活でブログ執筆にも精が出ようというものですが

なんと驚くなかれ

翌日の鍼治療ですっかり元気になってしまいました

東洋医学バカにできませんね

 

初めての鍼治療にはもれなく「気功」も付いてきて

「どうですか?暖かくなってきたでしょう?」

と患部に手を充てられた日には 気分はすっかり

「絶対効かないって…5千円返して」だったのに

驚きの翌朝完治!!

救われるのは「信じる者」だけじゃなかったのね…

 

さて脱線しましたが肝心の映画の方は…

バカバカしくって下らなくって

絶対ありえないよ〜これ!なストーリーなのに

脚本のアラを俳優のスタイルで力ずくでカバーするような

妙な説得力のある笑いと余韻をもたらしました

 

他の俳優がやっていたら見ていられないと思うような

しょーもないシーンも気がつけば笑ってる

下らなくって品のないギャグを何度も見ているうちに

うっかり笑っちゃうようなところを

一回で笑わせるプロフェッショナリズムとでもいうのかしら?

 

とにかく「GOING IN STYLE」とはよく付けたモノだと

大変感銘を受けた一本でした

(「in style 」というのは洗練された動作や物腰に使われたりしますね)

ちなみにこのせっかくの名題を「ジーサンズ」にしちゃう

配給会社の面々が洗練されていないことは想像に難くない…

なんて言ったら言い過ぎでしょうか

 

 一生懸命働いて納めた税金の使途に憤懣やるかたない思いを

抱いている団塊世代には特にオススメですが

銀行強盗はお控えくださいね

 

 

 

 

映画「PIRATES OF THE CARIBBEAN」パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊 🌟🌟🌟🌟

 

ジョニー・デップ 今までカッコいいと思ったことなかったけれど

今回ばかりはヤング・ジャックにシビれちゃったなぁ…

 

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若き日のジャック・スパロウが登場!映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』予告編

 

 

一昨日日本にやってきました

成田に到着した途端まさかのぎっくり腰…

ありえない展開ですが 動けないメリットを活かして

ブログをアップしておきましょうね

 

6月はたくさん映画を見ましたがまずはこれ

撮影がゴールドコーストだったので

何艘も立ち並ぶ海賊船を見に行ったり

オープニングシーンの村の様子を遥か彼方に望んだり

去年の頭くらいから今か今かと待ち望んでいた一本です

 

結果は冒頭に記した通り

若きジャック・スパロウがキャプテンとなるに至ったシーンがすごい!

若きジャックの機転とIQの高さに鳥肌立ちました

このシーンを見るだけでも映画館に足を運ぶ価値ありでしょう

ジャックどんだけカッコいいのよ〜と

足をバタバタさせたくなること請け合いです

 

ノリのいい爆笑オープニングは

ジャックとクルーの荒唐無稽な強盗プランから始まり

ああいつものジャックが戻ってきた!と

変わらないヤンチャな甥っ子が田舎に戻ってきた時のような安心感

 

エリザベス(キーラ・ナイトレイ)によく似た

エリザベスとウィル(オーランド・ブルーム)の

子供も出てきたりして(ここは前回のエンドクレジット参照)

おまけに悪役は「ビューティフル」や「ノーカントリー」の

ハビエル・バルデム!!

 

さらにジャックの叔父さんになんとポール・マッカートニー

(この二人の思わぬ場所での邂逅はひたすら可笑しいので要チェックです)

キース・リチャーズがお父さんでポール・マッカートニーが叔父さんって

遠くない将来現れるであろうお母さんをはじめ

ジャックの血縁関係には今後も目を離せませんね

 

そしてバルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)だって戻ってきます

そしてモンキーの行方は…

 

ああ シリーズ最高傑作と呼んでも差し支えないくらい

楽しませてもらった気がします

 

最近とかく騒がれがちなジョニー・デップですが

つまらないスキャンダルなど忘れさせてくれる

キャプテン・ジャック・スパロウここにあり!の一本でした

日本公開は7月1日 この迫力は是非劇場鑑賞で

 

(今回のエンド・クレジットも「おお!」なのでお見逃しなく)

 

 

 

 

 

 

映画「The Zookeeper's Wife」日本公開未定 🌟🌟🌟

 

ジェシカ・チャスティン主演と聞いて見に行きましたよ

動物園のお話かと思ったらあら…

 

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THE ZOOKEEPER'S WIFE - Official Trailer [HD] - In Theaters March 2017

 

 

ナチス占領下にあったワルシャワの動物園で

実際にあったお話でした

 

戦時中の動物園というとどうしても

上野動物園の象のはな子を思い出さずにいられないです

子供の頃に読んだそれが頭に焼き付いているのですね

かわいそうなぞう - Wikipedia

 

さてこの映画では動物こそ助けられなかったものの

ゲットーに暮らす300人以上ものユダヤ人を助けます

動物園に匿われた人々の暮らしは

他の映画でもよく出てきますが 音との戦いです

 

子供たちの立てるほんの少しの物音にビクビクしながら暮らす中

ハンサムで尊大なドイツ人動物園長(ダニエル・ブリュール)が

飼育長の妻(ジェシカ・チャスティン)に迫ります

 

でこの迫り方がそれはそれはエロティック…

ブル(雄牛)を掛け合わせるシーンなんてもはやR指定

一緒に見ていた友人は二人とも

彼女に他意はなかった

あの状況で迫られたら仕方がなかった…

と声を揃えて言い立てましたが 

私は絶対あったと思うのですよ

 

 

だからナチスの残虐な仕打ちやゲットーの焼き討ちに心は痛むものの

そんな状況の中で気を許してはいけない誰かに

心を奪われそうになるほんの一瞬が

この映画を美しくしているのではないのかしら…

とこれは私の勝手な思い込みにすぎません

 

日本公開は未定だそうです

DVDになったらぜひ

 

 

父とスーツケース / ピエンロー(レシピ)

 

父がまだ存命の頃

帰国した私のスーツケースを運ぶのは父の仕事でした

 

「なんだよ 重いなぁこのスーツケース…」

 

持つと必ず同じセリフ…

確かに重くて大きなスーツケースでした

父が病気になって運べなくなり

自分で運ぶようになりましたが

たしかに重い…

 

「石でも入ってるんじゃないの?」

これもいつも同じ横で見ている母のセリフ…

 

そりゃそうですよ

一年に一度の帰国では本やら化粧品やら

おまけに食料品まで入っていますからね

 

そんな漬物石級のスーツケースが私にもキツくなってきたなぁと思う頃

今度はプチソラが運べるようになってきました

ここ1〜2年くらいのことでしょうか…

 

初めて彼女があの「漬物石ケース」を運んでいるのを見たときは

こういうのを世代交代というんだろうなぁと妙に感慨深かったものでした

 

さて なんで土曜の朝からこんなしみじみしているかというと

今朝ランニングから戻ってきたプチソラに

「フレンチトーストでも食べる?」と聞いたら

「ううん 昨日の残りのお鍋にうどんとお肉入れて」

と言われたからです

 

高校生くらいの男の子とかがいれば

別にどこの家の食卓でもある会話でしょうが

我が家ではそんなヘビーな朝食などこれまで誰も所望しなかったので

「おおっ!」となったわけですよ

 

さて思いがけず朝から登場となった件のお鍋のレシピがこれ

これは妹尾河童さんの「河童のスケッチブック」という本に

載っていたレシピで長年に亘り我が家のスマッシュヒットです

 

写真が昨夜の残り物ですみません

 

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*ピエンローレシピ

(実際のレシピとは多少異なる我が家風です)

 

1、鳥手羽を多めのごま油で土鍋で炒め

そこに薄切りにした大根もどっさり入れて炒める

 

2、鶏肉に少々焦げ目がついてきたら水を入れ

(我が家ではここで兵四郎だしも二袋入れます)

たっぷりの白菜とネギを入れる

 

3、煮えたらお豆腐を入れさらに豚肉の薄切りをしゃぶしゃぶ風にし

最後にごま油を上からたっぷり回し入れもう一煮立ちさせて出来上がり

 

4、各自好きなだけお皿にとり

塩やらポン酢やら柚子胡椒やら食べるラー油やらで味付けして食べる

 

量は各家庭に合わせてください

我が家ではだいたい水1、5リットルに平四郎だしふた袋

鶏手羽 600gくらい

豚バラ肉 500gくらい

白菜半分

大根中サイズ半分

お豆腐1丁強(こちらのサイズですね)

 

確かお出汁は干し椎茸を入れるのがオリジナルだったと思います

これもまたあっさりしていて良いですよ

今朝のゴールドコーストは初冬の気配です

 

 

 

 

 

無精者のオレンジマーマレード

 

料理をするのは嫌いではありませんが

省ける工程はギリギリまで省きたいというのが正直なところ

そしてたまにそれを肯定するようなレシピが存在すると

何だか自分の人生まで肯定されたようで嬉しくなります

 

数年前にアメリカだかオーストラリアだか忘れましたが

偶然ネットで見つけたレシピがこれです

え…そんなカンタンでいいの?

 

うん いいのいいの

是非作って見てください

市販のマーマレードなんてもう食べられなくなりますよ

 

今回はオレンジ二個(約400g)で作ります

まず軽く熱湯でワックスを流し(無農薬はそのままで)

そのままかぶるくらいの水を入れた圧力鍋で丸ごと20分煮ます

20分したら圧を抜いてそのまま中のオレンジをトングか何かで取り

フードプロセッサーに入れ軽くつぶして目立つタネを取り除きます

大きなタネが取れたら50ccくらいの水を入れ

そのままFPにかけてお鍋に移します

オレンジの60~80パーセントくらいの砂糖(今回はブラウンシュガー300g)

を入れ 時々かき混ぜながら弱火で煮込むこと20分…

 

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ほら 包丁使わないでも出来たでしょう

アクだって取っていませんよ

最後にレモン汁があれば4分の一個くらい絞ってください

(なくても大丈夫ですが色がきれいになって味がしまります)

 

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熱湯で消毒した瓶に二つ分が完成です

カンタンでしょう?

八朔でも夏みかんでも少々酸味があるものなら何でも大丈夫

以前金柑で作ったジャムも美味しかったですよ

 

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お砂糖の量や種類は好みで変えてください

日曜日の朝にジャムを作るお父さんなんてカッコいいですね

とてもカンタンに出来ますが 砂糖を入れたら弱火というのをお忘れなく!

 

 

 

チルダーズ紀行(オーストラリア初めてのキャンプ)

 

昨夜もちらっと触れましたが

ゴールドコーストから車で4時間半北ほど上したところにある町

チルダーズに行ってきたので少しだけ紹介しますね

 

www.timetravelturtle.com

 

 

 

目的は棟梁の水上スキーの試合でしたが試合は金曜から始まったので

予定のあった私とプチソラは日曜日の朝に出発です

母娘二人のロードトリップなのでノンビリ車を走らせます

途中の長閑な景色にニュージーランドを思い出しましたよ

 

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愛車スバルのアウトバックのおかげで

休憩込み5時間のドライブも無事難なく終了

可愛らしいチルダーズの町に着きましたよ

 

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上に挙げたサイトによると人口1500人の町だそうです

2000年に15人が亡くなるという放火によるバックパッカー火災があったようで

チルダーズというとそれを思い出すというオーストラリア人も少なくありません

 

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町には美味しいアイスクリーム屋さんがあるというのも

帰ってきてから知りました…

そして町からさらに走ること10分

いきなり現れた水上スキーレイクは相変わらず周囲に何もなく…

 

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今回は州大会だったからでしょうか

上空にはドローンが飛んでいてその映像をFBで見ることも出来ました

先日アップしたナイトマーケットでも飛んでいましたが

だんだんドローンの活躍が身近なものになってきましたね

 

www.facebook.com

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そしてこれが私達が1泊だけしたチルダーズでのお宿です

金曜から2泊していた棟梁の話では凍えるように寒いということだったので

ブランケット3枚に布団まで持ち込んで用意万端整えたものの

実はテントのカバーが開きっぱなしだっただけの話でした

カバーを閉めて寝たところ大変快適でしたよ(笑)

 

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そして何もないキャンプ場に日が暮れて行きます

プチソラはバンダバーグからやってきたという子供達に誘われ

キャンプファイアーに行ったまま帰ってこないので見に行ったら

マシュマロ火にくべて お兄ちゃん達はギターなんか弾いたりして

何だかものすごく楽しそうでした

 

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大人も負けずにバーベキュー台の周りで食べたり飲んだり…

オーストラリアのキャンプ初めてでしたが思っていたよりもずっと楽しかったです

 

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帰りはカブーチャーという町の近くにあったアンティークショップで

こんなクールランニングなデザインのティーポットカバーまで見つけました

店番のおばあちゃんお手製のようで買ったらとても嬉しそうでした

 

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さて初めてのチルダーズは本当に何もない町でしたが

途中には映画「インターステラー」の冒頭を彷彿させるような

広大なサトウキビ畑が整然と並んでいたり

さらに映画「ゴーン・ガール」に出て来るような

モーテルやキャンプ場もポツリポツリと点在するので

「ちょっと消えてみたい週末」なんていうのに

向いている町なんじゃないかしら…と思いました

 

強力には勧めませんが機会があったら是非