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ピアソラ日記

徒然なるままに…南半球より

映画「MANCHESTER BY THE SEA」マンチェスター・バイ・ザ・シー🌟🌟🌟🌟⭐️

 

ああ…心を鷲掴みにされてギュって絞られた感じです

見終わった後映画館の椅子からしばらく立ち上がれない…

そんな一本でした

 

まだ見ていない候補作も何本かありますが

個人的にはこれがマイオスカーでしょう

 

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youtu.be

 

 

ベン・アフレックの弟 ケイシー・アフレックが主演です

兄の訃報を告げられ故郷に帰ってきた弟を待っていたのは

兄の残した一人息子の後見を託すという遺言状

 

ボストンで便利屋のような仕事をしているリー(ケイシー・アフレック)は

喧嘩っ早くて愛想なし

何を考えているのさっぱり掴めないまま物語は進行するので

兄の死を悲しんでいるのかどうかすらも解りません

 

私はトレーラーをサクッと見ただけだったので

いきなり前後する話の成り行きに

一体この映画はどこから面白くなるのかと

少々気を揉みましたが 全くの杞憂に終わりました

 

リーがなぜそういう性格なのかは後でおいおい分かってきますが

それよりもこの甥っ子との掛け合いが見事です

子供と大人の狭間で戦っている15歳の少年のセリフは

一つ一つが大変リアルで その生意気さにリーは翻弄されるものの

フイに見せる少年らしさに今度は扱い方がわからなくなる

 

もうねこの塩梅がたまらなくいいのですよ

「笑いながら号泣」みたいな具合になっちゃう

それも結構な頻度で笑わせられるし泣かせられるので

ちょっと忙しいですよ

 

特に盛り上がるシーンもなければ

ラストに「意外な展開」なんてのも待っていません

だけれども全編を通して流れるクラシックと

この海辺の街並みが見終わってからもしばらく胸に残る

このままこの椅子に座ってもう一度最初から見たい…

そんなふうに思える映画に出会えたことがとても嬉しいです

 

作品賞だけはなく ケイシーは主演男優賞候補に

元妻役のミシェル・ウィリアムズと甥っ子役のルーカス・ヘッジズも

共に助演男優賞助演女優賞の候補に挙がっています

日本公開は5月だそうですよ

 

オスカー発表前に見る候補作は多分これが最後でしょう

映画ブログが続きましたが

長々とお付き合い頂きありがとうございました