ピアソラ日記

徒然なるままに…南半球より

映画「HACKSAW RIDGE」ハクソーリッジ

 

先日発表されたオスカー

ベストピクチャーノミネーション9本のうちの一本です

随分前に見たものの気乗りせずにアップが遅れました

理由はですね…

 

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youtu.be

 

なんででしょう…

別に長く感じた映画ではなかったけれど

きっともう二度と見ないだろうなぁ…

と思った一本だったからでしょう

 

「汝殺すなかれ」を胸に戦争に趣いた

パトリオット精神高きクリスチャンの青年が

武器携帯を固辞し 敵を殺すことなく

衛生兵として戦場で仲間の兵士を救った話です

 

この映画の中にはきっと私が一生かかっても理解できない

クリスチャ二ティや精神論のようなものが詰まっていて

そういうものに触れることのできる人や

もしくは我が娘プチソラのように 

「すごいね〜本当にこんなにいっぱい助けたのかな〜!?」

なんて素直に感動できちゃう人が

「面白い!」と思える一本なのでしょう

 

ゾンビ映画もかくやと思われるスプラッターシーンや

軽口を叩きながら壕の中をうろつく日本兵のシーンなどに

どうしても引いちゃうのよ…なんて

細かいことを言っていたら絶対楽しめないので

ここは一つガーフィールドのフォレスト・ガンプ

単純に楽しむべきなのでしょう

 

こちらも実話をベースにしたものなので

最後に本人のコメントなども出てきます

本人の語りが生かされたシーンなどもあって

だから「評価しない一本」なんて言いたくないけれど

地味だけれど戦争の悲惨さを両サイドから撮った

イーストウッドの「硫黄島からの手紙」なんかと比べてしまうと

どうしても手放しで称賛できなかった一本でした